精神の贅肉を付けない生き方
好きな時に好きな事ができれば、人生は豊かになると思っている僕だが、常にそれが当てはまる訳ではない。
例えば僕は、デブが好きじゃない。理由は二つあって、一つは見た目が美しくないため。そしてもう一つは、自分の欲求をコントロールできていないことが目に見えてわかるためだ。
前者は僕個人の美的センスの問題だが、後者は、少なからず同じ意見の人が存在するため、深刻だ。デブというだけで、仕事のパフォーマンスにも影響を与えかねない。
さて、では何故人は肥えるのだろうか。これはほぼ例外なく、好きな時に好きな物を好きなだけ食べ続けてきたためだ。なんと、僕の人生を豊かにする信条は、僕をデブへと導くバイブルだったのか…!!
匙加減がなかなか難しいのだが、好き放題生きるだけではダメで、時には自制も必要だということであろう。
これは、肉体のみならず、精神にも当てはまると、僕は思っている。きちんと分類分けして検証する必要はあるだろうが、気持ち的に楽な方を選択し続けると、思考が腐ってしまいそうになる。
これは極端な例だが、手っ取り早く快楽や幸せを得る究極の方法は、クスリを使うことだ。副作用は言わずもがなだろう。
好きなことだけしていても、マンネリ化してしまう。好きなことを好きでいるためには、適度な休息も必要だ。
だから、精神の贅肉を付けないよう、敢えて好きなことをしない時がある。上手い生き方かわからないが、これが僕の人生観の一つと言える。