「新人は質問をしろ」って言うけど実際どうなの?っていう話

コラム 6月 03, 2016

今日の出来事

今年度入社した新人のみんなに、会社のプロジェクトやパッケージの紹介をする機会があった。


事の発端は、一昨日、先輩が突然僕の席までやってきて、


「新人相手にドヤってみたくない?」


と言われたこと。もちろん僕は、


「いや、別にいいです」


と言ったのだが、そこは聞こえていなかったようで、話はトントンと進んでしまい、ついに迎えた当日が今日。


何せ100人弱はいる新人。そもそもパソコンが友達の人生だった僕が大勢の人の前で話すのは久しぶりで、両の脚は生まれたての子鹿のように震えてた。


とはいえ、先輩2人と僕で、それぞれ3つのパッケージについて話す簡単なお仕事なので、言うほど緊張はしていなかったが笑


まあ持ち時間もあまりなかったので、それぞれ慎ましく発表を終え、迎えたメインイベント質疑応答

しつぎ‐おうとう〔‐オウタフ〕【質疑応答】


会議などの場で、質問とそれに対する答え。また、そのやりとり。

デジタル大辞泉の解説

やはりこういう命のやりとりが質疑応答の醍醐味ですから、新人を差し置いて真っ先に先輩に質問をすることを躊躇わず、場の雰囲気を支配してしまった私。


そんな茶番はさておき、僕の後に続いて質問の手が挙がる気配がない…


(((新人は質問をしなければならない)))


そんな言葉が僕の頭をよぎる…



新人は質問をしなければならないのか

新人研修などでは、お偉いさんや外部講師のお話を聞くことがよくある。


こういった場では、大抵の場合、質問が出ないことは失礼にあたり、何人か質問する人を最低限決めておくことも少なくない。


さて、この問いに答える前に、そもそもこういう状況で質問が出ない場面には、どんなものがあるか考えてみたい。



そもそも質問が出ない場面を考えてみる

おおよそ、以下のパターンが考えられる。

  1. 質問するモチベーションが上がらなかった
  2. 話を全く聞いていなかった
  3. 話が全く理解できなかった
  4. 全ての話が理解できて、何一つ疑問点が残らなかった

大抵どれかに当てはまるであろう。


それでは、新人という立場において、それぞれの場面を考えていきたい。



1. 質問するモチベーションが上がらなかった

THE・RO☆N☆GA☆Iと言えよう。研修中なら尚更である。


新人研修においては、人の話を聞くことも重要な仕事である。それこそ、お偉いさんや外部講師が、話していてキモチヨクなるぐらい聞きまくることが、新人の使命と言えよう。インプットしながらお金を貰えるのは、この時ぐらいのものである。


しかしながら、こういった人がままいるのも事実だ。そういう人は、根本的に他人やモノに好奇心や興味が足りないと言える。話し手や話題に興味を持てば、自ずと知ろうとする意思が質問となるはずである。


この好奇心というものは生きる上でとても重要だと僕は思っているし、これがない人とは一緒にビジネスはできないとまで思っている。人生においてのモチベーションになるため、苦手な人も是非他人に興味を持つことを意識して欲しい



2. 話を全く聞いていなかった

1に同じ。



3. 話を全く理解できなかった

これは非常に困った状況だ。この原因は大きく2つに分けられる。「1.相手の問題」と「2.自分の問題」だ。


前者は、相手が人外の言語で話しており、コミュニケーションが著しく取れない場合であるこれはもはや事故か災害だと思って良いので、今回は考えない。そもそも、新人の前にこのような話をする人が現れることは、まずない。




後者はどうだろう。これはほとんどが知識不足によるものだろう。つまり、その講演や発表プログラムが専門家向けに特化したものでない限りは、圧倒的に勉強不足を嘆くべきである。


とはいえ、この場合は開き直っていくらでも質問ができる状態だ。ネックは安いプライドのみである。


しょうもないプライドや羞恥心は捨て、自分の無知をさらけ出すことが出来れば、もはやあなたの成長を止めるものは何もないと言える。


ちなみに講演などでは、話の内容の8割が知っているもので、残り2割が未知であるように話すと、聞き手にとって心地良いらしい(要出典)。



4. 全ての話が理解できて、何一つ疑問点が残らなかった

新人にしてこの域であるならば、それはもはや新人ではなく新人類であると言えよう。


とはいえ、これに近いシチュエーションになる場面も少なからずあるだろう。そういった場合はどうするか。


まず、「話を理解している≠質問がない」であることを認識しよう。もし話を理解しているならば、さらにその上のレベルで話題を展開すると良い。例えば、他の人にはわかりにくい専門的な部分をわざと質問して確認する提案やそれについて議論する、などである。


これは、退屈な話を有益にするだけでなく、話し手のレベルを測ることもできるし、何より自分のアピールになる


無駄な時間を自ら過ごそうと努力するよりは、遥かに有意義な時間を過ごせるはずである。



質問が出ない状況はほとんどない

前節で述べたように、話し手が人外でない限り、質問が出ないシチュエーションがほとんどないことがわかる。


つまり、新人は質問をしなければならないのではなく、質問のできない新人のレベルはたかが知れてるという話なのである。


「質問といっても、何も本当に疑問に思ったことだけを聞く必要はない。内容に対する提案でもいいし、確認でもいい。そうやってビジネス的な視点を持って質問できることも重要なのだ。」


今日の発表の最後に、後輩である彼らにこのような話をした。

その後、廊下などで彼らに会うとそれぞれから良い反応をもらうことが出来た。


**「次から必ず質問するようにします」**なんて言う人も居て、ちょっとズレてるような気もするけど、少しでも真面目に考えてくれるなら、まあそれでも良いかもしれないと思った。


もしこんな話をされて疑問に思っている人がいれば、是非もう一度考えてみて欲しいと思う。

slont

金融ベンチャーでWebエンジニア。美と酒とTechで生きてる。Vue.jsが至高。Elixir好き。個人事業とWebアプリ案件もやってます。 アプリ→https://app.cullet.me Android→https://play.google.com/store/apps/details?id=net.maytry.cullet.android

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