就職二年目で転職したら年収も時間も増えたので色々考えたという話

コラム 2016年9月1日

はじめに

突然ですが、昨日(※記事執筆前日の8月31日)付で新卒入社した会社を退職しました


そして、今日から新しい職場でのスタートでした


入社から1年半弱での退職は、一般的にはかなり早いと思われます。実際に、ほとんどの人から「早過ぎるんじゃない?」といったことを言われました。


ですが僕は、このタイミングでの転職を「早過ぎる」とはあまり考えていません。僕自身、非常に賢明かつ合理的な決断だったと自負しています。そして今日は、何をもって転職を決断したのか、そしてその結果どうなったか、そのお話をしたいと思います。



自分の市場価値を知りたかった

今回僕は、新卒入社した会社を辞め、別の会社に転職しました。ですが実際、僕の中では転職は1つの手段でした。会社を辞めてフリーランスになることや、起業することももちろん視野に入れていました。


これらの手段は、基本的に副業が許されていない会社において、全て、会社を辞めることでしか実現できないものです。


それでは何故会社を辞めようと思ったのか。理由はもちろん人それぞれでしょう。ただ僕の場合は、自分の考える自分が消費した時間価値と、実際に得られた金銭価値(給与)がマッチしていないと考えたためです。


とはいえ、それは自分で思っているだけで、実際はどうなのでしょうか。幸いにも僕は、昔からCTFやプロコンなどを、本当に趣味程度ですがちょくちょくやっていました。そしてその流れで、パズルのような問題をプログラミングで解いて成績を出すというサービスに登録していたんですね。


これらのサービスは、成績を出すだけでなく、それを元にIT系の転職の斡旋もしていたので、折角なら使ってみて、いくつかの企業に自分を評価してもらおうと考えたのが、今回の転職のきっかけでした。



時間は何にも代え難い

実を言うと、前の会社ではそれなりに評価されていたため、給与に関しては、業界内の同じキャリアの人と比べるとかなり良い方だったと思います。


ですが僕は、日頃から常々思っていることがありました。それは、時間は有限であるということ。そして、20代の若い時の時間は、30、40代の時間の何倍もの価値があるということです。


投資というのは、凄くざっくりと言ってしまえば**『お金×時間』という方程式が成り立ちます。種銭が多ければ多いほど、掛ける時間が長ければ長いほど、得られるリターンは非常に大きくなります。


人生においてこの
時間というものは、殆どの人に等しく与えられたものであり、早いうちから投資に使うことで、人生を豊かにする可能性が上がると、僕は強く思っています。そしてそれは、お金だけではなく、『経験×時間』も同じことが言えるでしょう。


自分が50歳になった時に、もし20代の1年を買えるならば、あなたならいくら払いますか?


前の会社での働き方は、この
時間価値**というものを考えた時に、自分にとってあまり良い時間の使い方ではないと感じていました。



そもそも会社を辞める最適な時期っていつ?

実際会社を辞めるとなると、ではいつ辞めるのが最適なのかという話になります。


これもまた、一般的(?)には3年が1つの区切りと言われています。3年も働けば、それなりに業務知識も付き、部下のマネジメントも出来るし、ビジネスマンの基礎ができるからでしょう。


さて、果たしてそれは本当ですか?


正直言って、僕はこの時間で区切るという発想はナンセンスだと思います。


時間の使い方は人それぞれなのですから、全ての人に等しく3年目に退職の最適時期がやってくるとは到底思えません


もちろん、早くに辞めてしまうと、大して業務知識も付かず、仕事も覚えられず、長続きしづらくなるかもしれません。実際に周囲の人の殆どはそう言って引き止めてきます。採用や教育に掛けたコストを回収できていませんからね。


しかし、それの何が問題なのでしょう。業務知識を付けてから辞めれば良いのでしょうか?重要なポストを任されてから?何かを成し遂げてから?


結局、最適解なんてないんです。だから、色んなことを考えて考えて、誰に言われてもブレなくなるまで考えて決断した時が、辞める時なんです。



転職活動を通してわかったこと

少し前の話をすると、就職活動の時期は、正直不安を覚えることはなく、むしろ楽しんでやっていました。


自分を落とす会社はなんて見る目がないんだというマインドでやっていたため、2社しか受けませんでしたが、結果的にどちらからも内定を頂きました


転職活動も同じく、相手の会社がどんな評価をするのかが楽しみでした。


もし自分の市場価値が給与よりも低ければ、働かせて頂いている会社に涙を流して感謝しながら、1日でも早く貢献できるように頑張るだけです。


そして、様々な業種の人から話を聞き、面談をしてみて、わかったことは、市場価値との乖離があったということです。それも、自分にとって良い方にでした。


こういったブログを作ったりしていたことや、金融やビジネスの知識など、日頃遊ばずに勉強していた成果が発揮されたようです(笑)


コンサル業界の方の話も聞いたりして、今までの自分の視野の狭さを実感したと同時に、自身の可能性の広さを改めて認識した時期でもありました。



年収と時間が増えた

これらの評価は、ある意味自分へのプレッシャーにもなりました。果たして、本当に期待されるバリューを発揮できるのか


しかし、今までだってそうやって成長してきましたし、そういったチャンスは、願ったってそうそう降ってくるものではありません。


そして何より、今までより年収が上がり、さらに自由に使える時間も増えるということで、今の会社に決めました。お陰で、家に帰ってからご飯を食べ、本を読んで、こんな時間にはブログまで書けるようになりましたから、少なくとも今日時点では良い判断だったと言わざるを得ないでしょう笑



おわりに

今回の決断は、自分の人生において最も重要なターニングポイントの1つでしょう。これからどうなるかはわかりませんが、少なくとも僕が理想とする働き方には近づいたかと思います。


さんざんな書きようですが、前の会社には本当に心から感謝しています。たくさんの優秀な同期に刺激を貰い、上司からスキルを学ばなかったら、僕が転職をすることも、ブログを作って書いていることもなかったでしょう。


だからこそ、やはり自分の時間価値を考え、最大限の自己投資を行うことが、今後の自分の生き方を決める上で重要だと、再認識しました。


乱文につき恐縮ですが、少しでも皆さんの転職や働き方の参考になればと思います。



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slont

金融ベンチャーでWebエンジニア

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